二葉亭四迷論 目次

 この文章は、1987年8月に、同人誌に発表したものです。若々しいような、乱暴な文章もありますが、当面書き換える時間はできないし、まだ読むに値する部分もあると思われるので、全体的な改訂はまたの機会を待つとして、文体に少し手を入れただけで掲載します。
 文学作品を扱うにしては理屈臭が過ぎる感がありますが、今読んでも、当時としては、このようにとっかかるしかなかったのであろうと思います。それほど難しい作品です。この分析の後に、より現象形態にそった分析が可能になると思います。
 「浮雲理解のために」は同人誌の埋め草として半分冗談で書いたものですが、四迷論の理屈っぽい固さを補おうとした、これまた理屈っぽい、気分だけが軽い文章です。軽い理屈として読んで下さい。


 

  1. 小説総論
  2. 「浮雲」 1
  3. 「浮雲」 2
  4. 中村光夫氏の批評 1
  5. 中村光夫氏の批評 2
  6. 近代的自我史観の批評 1
  7. 近代的自我史観の批評 2
  8. 「其面影」 1
  9. 「其面影」 2
  10. 「其面影」 3
  11. 「平凡」 1
  12. 「平凡」 2
  13. 「平凡」 3
  14. 「浮雲」理解のために 1(1. 非職の契機について 2. ミジンコについて)
  15. 「浮雲」理解のために 2 (3. つゆの話)

花袋の見た二葉亭

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